マイコログ

アイドルライブの観戦の記録と、日々考えるアイドルのこと。

中国広州遠征記 ~その10 旅の終わり~

5 5日目~広州からの帰還~

5.1 朝の散歩

最終日。いよいよ遠征が終わり、日本へ帰国する。

この日、僕は精神が高ぶってか早く目が覚めたので、少し散歩に出てみることにした。

南桜ちゃんが飲んでいたヨーグルトを飲んでみたいと思ったのだ。

ホテルの外に出ると、この日は中国は平日だからか、会社へ急ぐビジネスマンたちが道を行き交う。

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朝食用なのか昼食用なのか、屋台で肉まんのようなお弁当を買う人がたくさんいる。

 

そんななか、僕は近くのコンビニで目当てのヨーグルトを見つけ、購入。

支払いを済ませ、レジの店員のおばちゃんに「謝謝」と告げると、不愛想な口調と表情で「謝謝」と返ってくる。

 

ホテルへの道を歩きながら、この街には知らない人ばかりで、日本語はもちろん英語すらも通じない人ばかりなんだってことを考えていた。

ずいぶん遠いところに来たなって思いつつ、見慣れない景色を眺め、聞き慣れない異国の言葉を耳にしていると、小さな嫌なこととか悩んでいたこととかがもうどうでもいいことに思えて、すごく気が楽になった。

なぜか生きている実感がわいたんだよね。

 

人が旅に出る理由って、きっとこんなところにあるんだろうなって思う。

よく自分探しの旅に出ても意味がないって言葉を耳にするけど、本当に見知らぬ土地に行って、刺激を受けたとき、自分を見つめなおせるような気がする。

 

5.2 空港での奇跡

部屋に戻り、バイキングで朝食を食べる。

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一緒に泊まっているYさんと身支度を整えて、地下鉄で空港へと向かう。

 

そしてその空港ですごいことが起きる。

昨日、おとといとシャインのライブを見に来ていた中国人たちが空港に見送りに来ていたのだ。

僕たちが着いた頃、ちょうどメンバーを見送るとこだった。

 

空港では彼らと記念写真を撮り、僕たちが持ってきていたCDやタオルをプレゼントする。

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初海外で、現地のオタクが見送りに来たら、感動するだろうなって思う。

オタク側としても、こうして、現地の方々と交流できたのも、すごく嬉しかったし。

 

もしやと思ったんだけど、出国手続きをして、搭乗口付近へ行くと、メンバーが免税店で買い物をしている。

どうやら帰りの飛行機が一緒らしい。

実際、僕たちの右後ろのほうに座っていて、うるさい。。

 

でもこれも奇跡の1つだろうなって思う。

「熱いオタクには奇跡が付いてくる」

 

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帰りはエコノミーで。

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帰りは羽田着。

長い長い旅路だった。

夢のような4泊5日の中国広州遠征もこれで終わり。

 

僕は東京駅から東北新幹線に乗り込み、家路へと向かう。

 

その11へつづく。

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