中国広州遠征記 ~その11 エピローグ~
黄色と白の衣装を身にまとった5人が、ステージ上でルミナスを歌う。
場所は渋谷SPACE ODD。Shine Fine Movementのラストステージだ。
僕はあのときの熱狂と歓喜を思い出しながら、彼女たちの歌声を聴き、彼女たちを見つめる。
あのとき、異国の地で感じた、あの熱量、あの奇跡。
広州遠征のときのことが、自分のなかで大きく大きくよみがえる。
最後のMC。
メンバーひとりひとりが想いを語る。
「シャインの活動で思い出に残っているのは、中国遠征とTIFメインステージ争奪戦です。」
そう南桜ちゃんは話した。
ラストのステージで、今までの活動を振り返ったとき、自分がいた中国遠征のことを挙げてくれたことが、なんだかいろんなものが救われたような気がした。
あのときの自分の想いとか、途中から行く頻度が落ちて申し訳ないと思っていたこととか。
でも、あのときの僕は、本気で彼女たちが数年後武道館に行くと信じて疑わなかったし、僕が全力で南桜ちゃんを応援したのは間違いのない事実なのだ。
あのとき、全力で南桜ちゃんを応援して、本当によかった。
心からそう思う。
そしてこれからも、南桜ちゃんを応援していこう。
僕にとって、この5日間の中国広州遠征はかけがえのない思い出になったし、この1年8ヶ月のShine Fine Movementはとってもとっても大切な思い出になった。
彼女たち5人の進む道が、たくさんの光であふれますように。
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ラストライブが終わってからも、時折ルミナスを聴いては中国遠征のことを思い出す。
きっと、これからもずっと、この曲を聴いては、あの5日間のことを思い出すのだろう。
とってもとっても素敵な5日間だった。
--わたしの光受けて 駆け出すあなたはStarter
明日に射す光は がんばるみんなのために
あなたの光受けて 輝くわたしはDreamer
わたしはルミナス いつまでも共に
あなたはルミナス いつまでも永遠に--
おわり。