台湾遠征記 ~その7 旅のおわり~
桃園国際空港。
時刻は午後11時。
搭乗時間を過ぎているが、飛行機の整備が遅れていて、搭乗時刻も遅れている。
ツイッターで今日のライブの感想とともに、台湾の方に真凛ちゃんのペンライトの色を聞かれたことをツイートする。
しばらくした後、フォローの通知。
誰だろうと見てみると、真凛ちゃんのペンライトの色を聞いてくれた台湾の方だった。
そして、ツイートへリプを返してくれる。
「すごくいいライブだったね、またよろしくお願いします」
こんなふうに台湾の方がフラドラを好きになってくれて、
その方と仲良くなれるなんて、すっごく嬉しいし、なんて素敵なことなんだ。
こういう場に立ち会えて、少しは台湾のオタさんとの橋渡しになれた気がして、すっごくすっごく嬉しかった。
台湾に来てよかった。
フラドラの輪がどんどん広がっていく感じ。
これからもどんどんどんどん広がっていってほしい。
そして、とあるリプに目がとまる。
彼の真凛ちゃんとのチェキのツイートに、見覚えのある名前のリプがある。
「あっ!!」
その名前は、シャイン中国遠征のときに仲良くなった香港の方だった!
こんなふうにつながってるのか!!
世界は本当に狭い。
台湾の空港で、香港の知り合いと、台湾の知り合いが、知り合いだったということを知る。
(しかも、その香港の彼とは、1週間後に渋谷のシャインのラストワンマンで会うという!!)
でも、こういうのが面白い。思わず笑みがこぼれてしまう。
やっぱりオタクって面白い。
出会うはずがなかったはずの人との出会い。
はっとさせられる思いがけない出来事。
そして、奇跡。
点と点がつながっていく。
そのつながったときの高揚感。
驚きに満ちたストーリー。
ありがとう。台湾。
前回来たのがちょうど1年前。
まぁまたすぐ来ることになるよね。
再見、謝謝
---
アイドルって、まさに高嶺の花子さん。
魔法をかけられてしまうような笑顔を向けられ、
僕らは君に熱中する。
熱狂と言ってもいい。
会いたいという一心で、僕たちは飛行機に乗り、
少しでも力になれればと、僕たちは海を渡る。
僕たちに黒魔術はないのだけれど、
君にはきっと魔法があるのだろう。
よろこんで僕たちは、君の魔法にかかる。
台湾遠征記 おわり。